研究を続けているPEASE CLUBの教習所

自動車技術が発達し、また多くの人々が環境を考えるようになった現在、運転方法も昔と変えなくてはいけない時代になった。自動車教習所も時代の流れに乗り遅れないように、新しい考え方でカリキュラムを作らなければならない。
もちろんPEASE CLUBに加盟する教習所では、より安全な走り方、よりエコな走り方、よりスムーズな走り方をマスターし、生徒さんには単に運転免許証を取得するだけではない「ワンランク上のドライビング」を身に付けて卒業してもらうための方策を研究している。
そしてPEASE CLUBの教官は、生徒さんがより早くマスターできる教え方の研修会も開催して、常に研鑽を積んでいる。
運転免許を手にした時点で「ワンランク上のドライビング」を身に付けたいならPEASE CLUBの教習所をお奨めする。
教習所に通う前に読んでおくとためになる
「ワンランク上のドライビング」を身に付けるヒント
そんなPEASE CLUBが新しい時代に見合った「ドライビングの基本」と考えているのがつぎの3つだ。
・エコロジー(環境性)
・エコノミー(経済性)
・セーフティ(安全性)
この3つとも満足するためにはどんな運転方法になるのか、そのことをテーマに新時代の「ワンランク上のドライビング」をこれから一項目ごとに順に取り上げてみよう。それらは昔の常識とは違っているところがたくさんあるのが興味深い。
CHECK01
シートベルトをしてからエンジン始動
ドアを開けて乗りこんでクルマを発進させるまで、たくさんの操作をする。そのことは教習所に通い始めれば教えてもらえるが、卒業してからも覚えておいて、どうしても守って欲しい順番がある。
それはシートベルトをしてからエンジン始動、エンジンを止めてからシートベルトを外すことだ。
走っていないのにエンジンが掛っていることは、無駄に燃料を使い、無駄に排気ガスを出す。これはエコロジーに反する。
走ってもいないのに燃料代が必要になる。これはエコノミーに反する。
ドライバーがシートベルトをしていないのにエンジンが掛っているということは、セーフティに反する。
このとこはまだ運転免許証を持っていなくても理解できるだろう。
ということで、エコロジー、エコノミー、セーフティの3つとも満足させるためには、シートベルトをしてからエンジンを掛けることを守らなければならないことはお判りいただけたろう。
CHECK02
止まったままの暖機運転は不要
PEASE CLUBのHPもコンピュータで見ていると思うが、クルマの中にもコンピュータはたくさん使われている。
コンピュータでエンジンを制御し、キャブレターから燃料噴射に進化した。外気温、エンジン温度、アクセルペダルの踏み具合に応じて最適な燃料噴射をしてくれるから、止まったまま暖機運転をしなくても走りだすことができる。
これは昔の常識と正反対のことだから、昔免許を取った人たちは、コンピュータ制御のエンジンになってもまだ止まったまま暖機運転をした方がいいと思っているドライバーは多い。
暖機運転をしなくてもいいといっても、掛けてすぐはまだエンジンが暖まっていないからアクセルペダルを床まで踏み込んだり、タコメーター(エンジン回転計)の針がレッドゾーン(赤く塗られた限界領域)に届くまで高回転まで回したりすることは控えなければならない。それでも4500rpm(1分間あたりのエンジン回転数)程度までの通常の運転ならまったく問題なく走ることができる。
つまり暖機運転は走りながらする、と考えれば理解しやすいだろう。
止まったまま暖機運転するより走りながら暖機運転する方が、暖まるまでの時間が短いからエンジンが長持ちする。
エンジンの温度が低いうちはうまく燃焼できない分、燃料が濃くなるから当然燃料を余計に消費してしまう。このことからも走りながら暖機運転する方が燃費も良くなるのだ。
また排気ガスも最適運転温度のときが一番きれいになるが、暖機運転中は燃料が濃いために良い状態ではない。だから早くエンジンを暖める必要があるのだが、それが走りながらの暖機運転である。
CHECK03
シートポジションの合わせ方
クルマに乗り込んだら、最初に正しいドライビングポジションが取れるように、シートの位置を調整しよう。
運転はスポーツと同じで、正しいフォームができていれば同じ練習量でも上達が早いし、失敗も少なくなる。ベテランになってからも忘れずに正しいドライビングポジションを取ってほしい。
正しいドライビングポジションの合わせ方を順に解説する。
- 1. 腰を深く掛ける。
お尻の後ろに隙間が空かないように深く掛ける。これには長い時間運転しても腰が痛くなりにくいことと、事故を回避するための急ブレーキも掛けられるという2つのメリットがある。
- 2. シートの高さを合わせる。
アイポイント(目の位置)を高めにすることによって、死角が少なくなり、クルマが幅や長さの感覚も掴みやすくなり、安全性が高まる。メーターがちゃんと見えて楽な範囲内で高めにする。シートの高さは横のレバーで調節する。
- 3.シートの前後位置を決める。
前方下のレバーを引いたときだけシートを前後に動かすことができる。位置が決まったらレバーを放し、シートを前後に揺すって止まっていることを確認する。どこに合わせるかというと、左足をフットレスト(足置き用の台)に乗せ、グッと踏ん張ったときにも確実に膝が曲がっている位置にする。こうすることで衝突したときにも足の骨折率を下げることができる。カーブでも身体が安定するからより正確な運転ができるようになる。
- 4.ハンドルとの距離を合わせる。
シート横後方のレバーを引くことによりリクライニングといってシートバック(背もたれ)の角度を変えられるから、ハンドルとの距離を合わせる。左手で9時の位置、右手で3時の位置を持ち、背中をシートバックに楽に付ける。肩の位置はそのままにして片方の手でハンドルの12時の位置を握ってみる。このときに肘が少し曲がる位置に合わせる。ハンドルが上下や前後に動かせるクルマも多くなったから、リクライニングと合わせて最適な位置に調整する。
- 5.ヘッドレストも忘れずに合わせる。
後ろから追突されたときに頸椎捻挫(ムチ打ち症)にならないようにするためには、ヘッドレストを正しく合わせなくてはならない。首を守るためには頭が動かないように押さえなくてはならない。この役目がヘッドレストだ。耳の位置が頭の重心点と言われている。水平線上の耳の後方にヘッドレストの中心が来るように合わせる。ヘッドレストの本名はヘッド・レストレイント=頭を拘束するという意味だ。追突されたときにはどこの座席でも同じ衝撃だから、安全のためには同乗者も同じように合わせる必要がある。
CHECK04
シートベルトの仕方
シートベルトの仕方は簡単だが、その安全上のメリットはケタ違いに大きい。シートベルトの安全効果を100%生かすためには、タングというキラキラ光る金具を車体側のバックルにガチャと入れるだけではなく、肩から来ているショルダーベルトの下方を持って自分の顔の方にギュッと引き上げるといい。これで腰に回っているラップベルトの緩みがなくなり、身体にフィットするはずだ。これにより衝突時はシートベルトの拘束力が高まり、より安全になる。運転席、助手席だけではなく後席も全員が必要だ。もし一人でもシートベルトをしていない人が乗っていたら、衝突の際にベルトをしていなかった人が車内で動いてベルトをしている人を傷つけてしまうこともある。車外放出の事故では半分くらいの死亡率になるが、これもベルトをしていれば防ぐことができる。

